そういうこと。

かわいい?おーけい通して!特等席!

英語圏のブラッドブラザースとニッポン'15のブラッドブラザース


へっへ。

そろそろ忘れる頃かと思いきや。忘れられないよなにこれ!act2もやってないけどあれはテレビとかでやってるアルバムの全曲紹介的なやつだから時間とやりきる覚悟がひつよう。てことで。


たった1回、あの日のたった1回の公演を観ただけなのにね。こんなに探りたくなる作品に出会わせてくれてありがとうだわ。みなさんやってるだろうけど、やってみて欲しいんだけど某動画サイトで「ブラッドブラザース」と検索すると、いろんなブラブラに出会えます。英語だからちんぷんかんぷんだけどいくつか見させてもらったのでちょっと今回見たニッポンの(※以下'15JPN)と違うところをあげてみたい。あくまでわたしが見た限りの情報なので信頼性はてんでありませんヨ…


① ナレーター

たまたま一発目にみたブラブラのナレーターがふたりいたんです!おどろいた!黒と白、男性と女性で、ざっくり簡単に言ってしまうと悪と善みたいなそんな感じで分けられてたかな。これはねー、びっくりしたけど、でもこれは特例だった。他のものは黒の衣装でひとり。でも全部男性だったな。他の方のブログ見てたときに、真琴つばささんが演じて中性的になる感じがピッタリみたいな(ぜんぜん違うかもしれないごめんなさい)のを言ってる人がいて、ああほんとそう!って思ったから、どちらかというと黒と白で分けた方に近い演出になってんのかな


② 最後のシーン:ミッキーとエディの倒れ方、客席の明転、コートのかけかた

'15JPNでは舞台奥にふたりの頭がくるように倒れますよね。いくつか見た中では、2人が奥側に倒れるものはなかったんです。客席側に頭がくるように倒れる。向きも向かい合って倒れる方が多いけど向かい合わないところもある。ふたりの足から足までが150度くらいあるんちゃうかみたいな(や、ちょっと盛ったかもしれない)そんなやつもあって驚いた。'15JPNのふたりがぴったり向かい合うのはチョークを使うからだと思うんですけどね。

そうそのチョークといえば、チョーク、チョークさあ!これも他でやってるところまだ見たことないんですけど、これすごく効果があるです。あります。実際見てた時はなんだかシュールでというか、なんかおもしろいなあそれいるー?とか思ってたけど無いのを見るとこれいるわってなりました。残るんですよね、ふたりがそこに並んで横たわった跡が。そう、あたりまえですよね、残してるんだから。や、あのー、これはなんて言えばいいんですか。舞台が事件の舞台じゃなくなっても、出演者が立つ舞台になっても?あのー、もう!なんて言えばいいんですか!そう、あの、とにかく残るんですよ〜のこるの。物理的にもふたりがひとつになってる感も事件を目撃してしまった感も。

事件を目撃してしまった感といえば、客席が明転するのもそれを高めます。それまでもストーリーに入り込んでしまっている感じはするものの、サッと明るくなってハッとした瞬間にもうわたしたちはたまたま市役所にいた事件を目の当たりにしている目撃者に野次馬になってしまう。おどろく。この感覚はすごい。チョークでなぞるのも明るいからできることかもしれない。

で、コートのかけかた。これ最後のシーン見れたのは3つくらいだと思うんだけど全部エディにコートかけるのはとっつぁんなの。'15JPNだけ見ると家庭をないがしろにする仕事はできるけど夫も父親ももうちょっと頑張ろうぜな残念な感じで、1幕が終わるともうほぼ存在を忘れるんだよね。でも他の見るとそのダンナがコートかけてるからさ、ちょっとはいろいろ考えることあるんだけど、……あれ?そうだよね?エディにかけてたのってライオンズ夫人だったよね?女性陣3人だったもんね。うん。

ミッキーへのかけかたも違います。そうだ、ミッキー、エディそれぞれの前に掛ける人が3人っていうのがまずちがう。エディ、ミッキー、繋いだふたりの手&頭あたりにそれぞれライオンズ夫人の水色、リンダの赤色、ジョンストン母ちゃんのベージュ(リンダと母ちゃん逆?)が三角にかけられるのなんかじんーてしたよね。けど他の見てるとミッキーとエディに寝ちゃったのーもう程度に2人分かけられるだけであっさりしてんだよね〜

あそう、でミッキーへはジョンストン母ちゃんがコートかけます。ストレートでかけないんだよね、必ずナレーターを経由してかけるの。脱いで、ナレーターが持って、渡されて、かけるの。何か意味があるんだろうけどなんなんだろう。ナレーターはとことんブラックなイメージなんだけどここだけは全部終わったみたいなほっとしたというかそんな感じがしないでもな…い?うん…?(ナレーターて運命の案内人なの?天使なの?悪魔なの?死神なの?まあいいや)ナレーターが2人のところはどんな順番で経由してたっけな…?まあいいや。でもそれが無くてリンダがかけるのよ?リンダを巡ってどうこうなることをまだ知らなかった的なナレーションあったからリンダも組み込んだのかなぁ


③ ジョンストン母ちゃん、双子

act1をまとめたときにも言ってる気がしてるけど、ジョンストン母ちゃんのエディへの対応はすごく大事だと思う。'15JPNのジョンストン母ちゃんは仕草でエディも大事なことが分かるよね、マシュマロぬぐったりしてね。他のはただただ叫んだりしっしとあしらったり、ああでもそのあと顔は悲しそうだから突き放す愛情表現なのかな。つらぁ。。

双子の7歳と14歳〜であんなにバッチリ声を変えるのは珍しい感じがする。ちょっと変えてるのかな?ってなるやつもあったけど、あそこまでハッキリ分からないなぁ。グレンさんの演出なのかもしれないけど、照神ほんと芸細かいなって思った。あと、これは共通だけどエディ役が面白い人のほうが会場盛り上がる


④ セット

'15jpnのシンプル加減がすごいよね。ライオンズ家の中と外で暖炉?部分が回るのちょっとおもしろかった。けどそのほかのシーンでセットが動くの特に気になんなかったなぁ。楽器隊がセットの上にいるっていうのすごく新鮮だったし。あとライオンズ家の家具の違いでもけっこう印象変わるなぁ。ジョンストン家のキッチンのセット出るところは2幕のミッキーが「エディだよ!」って母ちゃんに言うところ、エディ鉄板で窓から「hi!」的な感じで覗いてる


④ ほか

正味②が言いたくて書き始めたんですけどね。長くなっちゃった

・'15jpnの牛乳屋から成り上がりの医者のそばにいるナース2人?の癇に障るキンキン声もスパイスだわぁ

・92番?のバス待ってんだ♩は一緒、誰?の答えはカンパニーによって違う感じかなあ。でもそれぞれめっちゃウケるねここね

・まあいちばん根本的な問題で言語が違うから語意が受け取りにくいんだよね、文化も違うしそれぞれ自分の見たものがいちばん良く感じるのかなぁって思うけど外国の人が今回のブラブラ見たらどう思うのか知りたいからなんとか映像化してほしいなぁ